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1999年9月号
いよいよ今秋に認可される
ピルってどんな薬なの?


 

避妊法としていくつかの方法があるが、その中において正しく使用すれば最も避妊効果が高いといわれる「ピル」。日本では、その副作用がクローズアップされ、なかなか認可されずにいたが、いよいよこの秋にも認可されるらしい。身近になるピルという薬について考えてみよう。

*排卵・月経についてまずは理解すること

 ピルは人工的に合成された卵胞ホルモン剤(エストロゲン)と黄体ホルモン剤(プロゲステロン)からなる薬です。これを飲むことで排卵を抑制して、避妊するのです。

 ここでひとつ触れておきたいのが、自分の体を理解していない女性が意外と多いということです。生理の仕組みや排卵の時期を皆さんは知っていますか?ピルを飲むと、なぜ避妊ができるかはその排卵のメカニズムを知る必要があるのです。

 思春期以降の女性の卵巣には無数の原始卵胞が存在しています。その数は、数万から30万個といわれ、月経周期の始めに脳からのホルモンの指令で発育するのは、そのうちの20〜30個程度で卵胞ホルモン(子宮内膜を増殖させる)を分泌します。排卵するのはそのうちの1個だけです。しかし一生のうちで排卵するのは、15歳から45歳の30年間で計算すると360個ほどで、月経の始まった日から14日めごろ(月経28周期の場合で、人によって若干異なる)に卵胞から卵が飛び出すのです。これが排卵です。

 排卵後の卵胞は、黄体となり、黄体は、卵胞ホルモンに加えて新たに黄体ホルモンを分泌し子宮内膜に働き、厚くなった子宮内膜は、受精卵が着床しやすいように環境を整えるのです。妊娠に失敗した場合、黄体は小さくなり、卵巣ホルモンの分泌が急速に低下して、子宮内膜が剥がれ落ちます。これが月経です。 

*排卵の鍵を握るのは、脳を支配する卵巣ホルモン

 月経が始まると、体の中では次の排卵、妊娠のための準備が始まります。今月も不成立で、卵巣ホルモン(卵胞ホルモンと黄体ホルモン)が低下し月経が起こると、脳の視床下部は、これをいち早く感知して次の排卵、妊娠の準備にとりかかります。脳の視床下部は、Gn‐RH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)を分泌、それが脳下垂体を刺激し、卵胞を発育させる卵胞刺激ホルモン(FSH)を分泌させます。卵巣皮質にある卵胞を刺激し、卵胞の発育を促すのです。

 卵胞が発育しはじめると、卵胞から卵胞ホルモンが盛んに分泌されるようになります。そして卵胞ホルモンの増加を知った視床下部は、脳下垂体に対して排卵を起こす黄体化ホルモンを大量に出すよう指令を出します。この黄体化ホルモンの刺激で排卵が起こるのです。卵胞内の卵が卵胞外に飛び出し、腹腔内に出ると、卵は卵管に取り込まれ、そこで精子の来訪を待つのです。

 排卵後の卵胞は黄体となり、黄体からは、黄体ホルモンと卵胞ホルモンが分泌され、妊娠に成功すると、両ホルモンは、存続増加し、脳に指令を出して、視床下部や下垂体は、卵巣を刺激する必要はないと考えるので、妊娠中は次の排卵は起こらないのです。これをフィードバック機構といいます。実に排卵の鍵を握っているのは、卵胞ホルモンと黄体ホルモンなのです。

*なぜピルを飲むと妊娠しないのか?

 フィードバック機構を利用した薬がピルです。ピルには前にも書いたように、卵胞ホルモンと黄体ホルモンが含まれています。この2つのホルモンがいつでも体の中に一定量あることで、視床下部や脳下垂体がだまされて、卵巣を刺激する必要がないと判断します。すると卵巣を刺激するホルモンが抑制され、卵胞は成熟せず、排卵も起らないというわけです。

 また、排卵の抑制だけでなく、頚管粘液(排卵期には子宮頸管より分泌され、エストロゲンの影響を受けいちじるしく透明となり精子が子宮腔内に入りやすくする)が粘土状になり、子宮内膜も正常に発育しません。こうなると精子も子宮内に進入しづらく、万一、受精しても受精卵は子宮内膜に着床できず、妊娠は成立しません。


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