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埼玉県上尾市,さいたま市,伊奈町,桶川市,蓮田市の産婦人科 ひらしま産婦人科

2007年5月の症例報告 NEW. 2008/7/1up!

*骨盤位が吸引分娩で経膣分娩に成功*

5月は初産3例の骨盤位があり、全てオバタメトロ使用し3例とも経膣分娩に成功した。

全て臍帯巻絡(頚部2例、袈裟懸け1例)有り、内1例は前期破水第2期遷延し、胎児ジストレス発症し、吸引分娩となった。

以下に臍帯巻絡を伴った骨盤位経膣分娩においては、娩出期に胎児ジストレスが起こりやすく、自然に待つよりも オバタメトロ使用により子宮口を早く全開大にしておくことが骨盤位経膣分娩成功に有利に働いたと思われる3症例を報告する。

症例(1)  吸引分娩の症例 

33歳 初産婦
5月16日 40週 0日
  先進部 足と臀部 子宮口閉鎖 展退50% 
  骨盤レントゲンにて産科真結合線12.4cm
  児頭過伸展なし
5月21日 40週 5日 PM7時45分 前期破水で入院
5月22日 AM9時42分 子宮口3cm開大 展退80%
  先進部 臀部 陣痛促進の目的で、オバタメトロ150cc挿入
  PM3時35分 メトロ脱出 8cm開大 先進部高い
  オキシトシンによる陣痛促進開始 PM7時 全開大
  胎児ジストレス発生 第2期遷延 胎児ジストレスの適応で出口部で吸引分娩施行
  PM7時36分 3032g 女児出産
  Apgar score 7−10点
  臍帯動脈血PH7.258
  臍帯巻絡頸部1回
  大横径9.0cm 上肢挙上なし
  分娩所要時間8時間50分
  まとめ:
  臀部の吸引は児頭にたいする影響はないので、 胎児ジストレス、第二期遷延した場合有効な手技である。
  骨盤位の吸引分娩は、開院以来これを含め3例目(1%)
  全て初産で、全て上肢挙上はなかった。
  参考文献 10年の骨盤位分娩117例の臨床的検討 平嶋 昇
       WOMEN’S CLINIC ひらしま産婦人科 10周年記念誌 より

 症例(2)

30歳 初産
5月11日 40週3日 子宮口閉鎖 展退50% 
先進部臀部 骨盤レントゲンにて産科真結合線11.8cm
児頭過伸展なし。
5月14日  AM3時50分陣発で入院 
AM 8時51分 先進部 臀部 4cm開大
展退100% 陣痛促進の目的でオバタメトロ(250cc)挿入
PM0時40分 メトロ脱出と同時に自然破水、子宮口全開大 オキシトシン陣痛促進 開始
PM0時51分 2490g 男児出産 Apgar score 8−10点
臍帯動脈血 PH7.280 大横径 8.0cm 頸部に臍帯巻絡1回
分娩所要時間10時間52分
まとめ:
1)微弱陣痛にオバタメトロ有効であった。
2)臍帯巻絡頸部に1回あったが胎児ジストレスが発生しなかったのはメトロ脱出後、娩出までの時間が11分と短かったためと考えられる。

 症例(3)

26歳 初産 
骨盤位 臀部 妊娠31週にて他院より転院 切迫早産のためウテメリン服用中
妊娠38週6日 子宮口1.5cm開大 転退20%
熟化目的にて、プロスタルモンE錠6錠を服用させた。
骨盤レントゲンにて真結合線12.8cm 児頭過伸展なし
5月1日 39週2日 子宮口2cm開大 展退50%となり、
PM11時20分  オバタメトロ(200cc)挿入。 翌朝AM5時メトロ脱出 
AM8時54分 全開大 オキシトシンによる陣痛促進開始。
AM9時20分 胎児ジストレス 遅発性徐脈出現 直ちに人工破膜施行 オキシトシン1単位静注し、いきませて、破膜後14分後のAM9時34分 不全足位で2890g 女児出産 
Apgar score 7−10点 臍帯動脈血 PH7.297 大横径9.0cm 臍帯巻絡(袈裟懸け)骨盤位牽出術は容易でさえあった。
分娩所要時間9時間51分 
まとめ:
1)先進部が 潤部の位置で、臍帯巻絡袈裟懸けのため、胎児ジストレス発生したがオバタメトロで子宮口が全開大であったために、急速遂娩 (1人工破膜 2陣痛増強 3いきませる)して経膣分娩が可能であった。

考察:

  • 骨盤位経膣分娩の場合で、特に臍帯巻絡等があると娩出期に胎児児ジストレスを起こしやすい。
  • 児頭下降する早い時期までにオバトメトロ使用により子宮口全開大にしておくと、経膣的に急速遂娩に対処しやすい。
  • 自然に待つのではなく、オバタメトロ使用が骨盤位経膣分娩成功に有効な手技と考えられた。

−19年4月生まれの赤ちゃん・職員編−NEW. 2007/6/1up!

−「逆子足位の経膣分娩で林さんの第3子が生まれました」−

林 愛さん
 
男の子 2,970g
ご出産日 2007年 4月25日 AM 03:02
ご感想

今回3人目で逆子のままお産になりました。前期破水をしてしまい、足から出てきましたが、院長のおかげで経膣分娩ができ本当に感謝しています。自ら逆子の出産を経験したことで、改めて院長のすごさを感じさせられました。そして何より「ガンバレ!」という暖かい言葉とはげましのおかげで、痛みを乗り越えられました。本当にありがとうございました。この経験をこれからの看護に生かしていきたいと思います。


2007年2月の症例報告 NEW. 2007/3/22up!

  • 前回帝切で今回骨盤位が経膣分娩に成功
  • オバタメトロ使用により 初産骨盤位(臀位)妊娠42週0日3,614g 経膣分娩に成功
  • 2月には、3例の前回帝切に試験分娩し、3例とも経膣分娩に成功したうち今回骨盤位の症例があった。

以上4例の症例を報告します。

症例1

34歳(1妊1経) 3年前、他院で骨盤位適応で予定帝切
今回経膣分娩希望で当院受診
妊娠28週より骨盤位(臀位)
2月26日AM8:00陣痛開始 PM4:00来院
子宮口7cm開大 展退100% 子宮下部筋層6.6mm
骨盤レントゲンにて、産科真結合線12.7cm、児頭の過伸展なく経膣分娩の方針とした。
PM5:55 全開大 PM6:25 微弱陣痛のため人工破膜
PM7:50 2,504g 女児出産 Apgar Score 9−10点
臍帯動脈血 pH7.35
分娩所要時間11時間55分 陣痛促進剤使用はなし
骨盤位牽出術では、左上肢挙上するも、古典的上肢解出術も後続児頭娩出術も容易であった。
骨盤位のVBACは一般に禁忌とされるが、骨盤位経膣分娩の要約を満たしていれば、絶対的禁忌ではないと考えられる。
今回の症例を含め、骨盤位のVBAC3例を経験したが、3例ともに前回帝切適用理由は全て骨盤位であった。
(参考文献 当院におけるVBACの分娩管理−とくに子宮破裂を予防するための視点から− 平嶋 昇 産婦人科治療91:569−575 2005)

症例2

27歳(3妊1経) 平成14年5月 他院にて子宮口ほぼ全開大になるも児頭下降せず、緊急帝切。今回経膣分娩希望にて当院来院。
妊娠40週以降、子宮下部筋層4.0mm以上 骨盤レントゲンにて産科真結合線12.5cm CPDなく、VBAC可能と考えられた。
妊娠41週5日、陣発で、AM2:35入院 子宮口3cm開大 児頭高い。
AM5:45 開大変わらずも、頚管熟化良好。AM9:20全開大にて人工破膜。
血圧158/96と高く、前回帝王切開のため、吸引分娩施行。
AM10:19娩出 3,480g 男児 Apgar Score 9−10点
分娩所要時間は10時間23分

症例3

35歳(3妊2経)第1子 正常分娩 第2子 他院で9年前逆子で帝王切開
今回VBAC希望で当院来院
2月8日 妊娠37週1日 陣痛発来で入院 子宮口2.5cm開大
展退50% 子宮頚菅強靭 骨盤レントゲンにて産科真結合線14.1cm
児頭やや高いが、CPDなく、子宮下部筋層4.5mm 経膣分娩可能と判断
子宮口強靭のため分娩所要時間29時間10分と長かった。人工破膜、吸引分娩施行。
2610g 男児出産 Apgar Score 9−10点
  
以上3例とも、陣痛促進剤は使用しなかった。

症例4

21歳(初産)妊娠38週4日 骨盤位(臀位)で他院にて帝王切開をいい渡されて経膣分娩希望にて当院に転院。
骨盤レントゲンンにて、産科真結合線12.6cm 児頭過伸展なし。
子宮口閉鎖 展退30% 子宮頚菅熟化不良のためオバタメトロによる分娩誘発不可のため、熟化目的で、マイリス5回使用と妊娠40週6日、41週3日、41週6日の3回に渡り、プロスタルモン E錠を1時間毎1錠を6回服用させた。
42週0日にて、子宮口2cm開大 展退50%となり、2月17日AM7:40 オバタメトロ(350cc)挿入。
PM0:15 オバタメトロ自然脱出 子宮口9cm開大 PM0:45自然破水 オキシトシンによる陣痛促進開始
PM3:45全開大 PM4:58 3,614g女児出産 Apgar Score7−10点 臍帯動脈血pH7.27 児頭大横径10.0cm
分娩所要時間9時間48分

骨盤位牽出術では肩甲・上肢娩出術に時間(65秒)を要したが、
児の体重が3,500g以上であったためと思われる。後続児頭娩出術は容易であった。

<まとめ >

子宮頚菅熟化目的のためのプロスタグランデイン E錠の使用が有効と思われた。
オバタメトロ使用の最低条件は、子宮口開大2cm、展退50%と考えている。
予定日超過2週間はタイムリミットで、かろうじてオバタメトロ使用できた厳しい症例であった。
初来院以来のほぼ1ヶ月間、毎日いかに対処するか頭から離れることはなく肩甲・上肢娩出に時間がかかったとき、最悪の結果が頭をよぎり、私の産科医人生も終わりかと思い、最大級の緊張を強いられた。2度と遭遇したくない症例だったが、妊婦さんに退院時に感謝されたのがせめてもの救いだった。

院長の論文が参考文献として引用されました。 NEW. 2007/3/22up!

院長の論文 「当院におけるVBACの分娩管理ーとくに子宮破裂を予防するための視点からー」が専門誌 産婦人科治療 最新号(2007・2月号)「特集 今改めて”母子救急を考える 子宮破裂 木村芳孝(東北大学医学部教授)の論文の参考文献として引用されました。並み居る欧米論文の中で、日本で唯一の論文として一介の一地方の産科開業医の論文が採り上げられたことは異例です。

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