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最新情報、PHOTO MONTHRY DIARY 58号

フォト・マンスリー ダイアリー 2016年1月号~その1

2016年 年頭所感  「一枚の年賀状に力をもらって」

年初恒例となった、郷里千葉県館山市「州崎神社」150段の階段を昇っての
安産祈願”の初詣を今年も完遂。
神社入り口で“安産のお守り”と“絵馬”を購入、願い事を書いた絵馬は境内にくくりつけてきました。
野水仙の咲く灯台への道を、歩いて白亜の「州崎灯台」へ。
峠道の途中の看板には「元旦に「富士山」が見えたら(大吉)、伊豆大島が見えたら「中吉」、
その他「小吉」とありました。
今年の元旦は、全てが目の前に拡がる景色に「大大大吉」や~と澄み渡る青空に向かって叫びました。

初富士の姿くっきり大吉や ノボール


28・1・01 Photo by R.Hirashima 州崎神社より
鳥居の先に富士山遠望

帰り際、灯台入り口の「森田商店」に立ち寄って、
いつものように海女さん手作りの「はば海苔」を分けてもらっておみやげに。

翌1月2日は、気がかりな妊婦さんがいるため、渋滞のアクアラインを5時間もかけて上尾へと帰ってきました。
その妊婦さんは、年末に37週で他院(大学病院)で、逆子理由の帝王切開を予定された妊婦さんです。
初産婦さんが、そこで帝王切開を選択されたら
次回の妊娠も当然のごとく帝王切開となることは目にみえています。
産科医として、母体へのダメージを与える帝王切開は回避できないかを考え、
引き受けるからにはお正月はのんびりしてられないと覚悟の上、お任せくださいとなりました。
破水をしたら帰宅覚悟のお正月でしたが、幸いに、帰宅後の1月4日、明け方破水での入院となりました。
慎重な分娩管理のもと、1月4日午前10:28分静かなお産で、無事2,926gの元気な男児(皆斗君)を出産
良い年明け「逆子経腟分娩本年第1号」となりました。

私は、上尾での開業前、東京御茶ノ水浜田病院で産科医として15年修行しました。
幸運にも、故小畑英介院長の産科技術を目の当たりにし、骨盤位娩出術を己のものとすることができました。
浜田病院時代の一番思い出深いお産は、我が子「海帆」の出産です。
まだ若かった妻は、出産についての何の予備知識もなく、私に「産ませてもらう」という、意識の低い妊婦でした。
逆子(足位)のまま臨月を迎え、予定日を2週間も過ぎての明け方の突然の破水。
まだ修行中の若い産科医だった私は、緊張で足が震えるような感じで、
医局員全員集合する中、足位の逆子経腟分娩を無事成功させました。
危機一発 仮死状態で生まれた我が子も、今では皮膚科専門医となり、当院を手助けしています。
この体験が私の骨盤位分娩管理の原点になっています。
小畑院長からは「平嶋は良い勉強になったね。」と労いの言葉が、
妻は「私は、華岡青洲の妻みたい」なんてとんでもない勘違い発言。

それから僅か11か月後には長男出産。さらに3年後次男出産。
5年後3男出産と、4人の子宝に恵まれました。
逆子の長女の時、安易に帝王切開を選択していたら、4人の子供を持つことはできなかったと思っています。

埼玉で開業してからの30年間、産科技術を磨き、妊娠分娩管理を慎重に行えば、
逆子経腟分娩は出来るという信念のもと、積極的に取り組んでまいりました

しかし、「逆子」=「帝王切開」が、産科医の間で定説のようになり、その定説は妊婦さんの間にも拡がりました。

当院の門を叩く妊婦さんは、大変良く勉強し、調べ上げ、救いを求めるように当院に辿り着いてきます。
そのような妊婦さんには、条件さえととのえば、手を差し伸べたいと思っています。

松の内も終わったころ1枚の年賀状が届きました。

「平嶋先生二人目の逆子のお産の時には、大変お世話になりました。
お蔭様で、三人目を自然分娩することができました。
家族写真には、4歳・3歳・8か月の3人のお子さんの七五三の正装姿の写真が載っています。
添え書きに「先生は私たち家族の恩人です。このご恩は一生忘れません。」
胸がいっぱいになるくらいうれしくてうれしくて、3年前の記憶を呼びもどしていました。
幸い丁寧なアンケートも残っていました。

2012・8・31 PM 03:06 出産 退院アンケートより

「逆子を下から産みました!
逆子体操から針、お灸、子宮収縮抑制剤、外回転まであらゆることを試しましたが、逆子が治らず、
それまで受診していた大きな産婦人科で帝王切開の予約を入れました。
けれども、安易な帝王切開は母と子の体と心を大きく傷つけます

だから、どうしても切りたくなくて切らずに産ませてくれる産院を探していました。
37週になって「ひらしま産婦人科」の噂を聞きつけ、家から車で1時間かけて、
診療時間終了ギリギリに駆け込みました。
私は、今回2人目の出産で、1人目は何のトラブルもなく普通に産んでいます。
逆子の下からの出産は、病院側に高い技術を必要としますが、患者の側からすると、
驚くほど普通のお産と変わりありませんでした

逆子のリスクを管理するために、計画出産となりますが、バルーンを入れ、陣痛促進剤を点滴し、
会陰切開をして、6時間の安産で2,982gの元気な女の子を出産しました。
産後の経過も極めて順調です。
院長先生は、行き場のない妊婦さんを1人でも多く救おうと本気です。
この子を下から産むか、帝王切開で産むか、私と家族にとって一生の問題でした
そうはいっても、逆子のお産はハイリスクなので、途中で院長先生の判断で、
必要な医療行為として帝王切開になったとしても、十分納得のいく結果になったと思います。
本当にありがとうございました。
ブラックジャックに助けを求めて来る人は、きっとこういう気持ちなのでしょう。
本物の医療が、ここにはあります
「お医者さま」っているんだなあ。と思いました。

☆ パパからのひとこと
最後まで逆子が直らない不安をずっと抱え、妻と飛び込んできましたが、
無事に下から産ませて頂いて本当に感謝しています。
院長先生、スタッフの皆さんがとても親身になって考えてくださる、素晴らしい産院だと思いました。
本当にありがとうございました。

 

このアンケートに改めて勇気付けられました

今は、日本中の産科医はほぼ取り組まなくなった「逆子経腟分娩」を、産科医生命を掛けて取り組んできて、
本当に良かったと思いました。

これからも「産科医は己の技術を磨いて、不必要な帝王切開は回避すべき」との
「産科医としての矜持」を守ろうと、この一枚の年賀状から教えられました。

付記1  「平成27年度  骨盤位分娩成績」

平成27年度 8例にトライアルし、全て経腟分娩に成功
アプガースコア 全て良好
全例初産:(臀位6例・複臀位2例)
前期破水4例(内2例複臀位)以外は全て オバタメトロ使用。
初産 臀位2例の破水症例は娩出時、持続性徐脈にて吸引分娩した。

「平成24年1月~平成26年12月 骨盤位分娩成績」

30例にトライアルし、29例(97%)成功
アプガースコアは全て良好
不成功  1例、初産膝位。
吸引分娩 6例 
成功例  29例 内訳(初産 臀位 5例 
               経産 臀位  7例
               初産 複臀位 5例
               経産 複臀位 8例 
               初産 足位 3例
               経産 足位 1例)

成功 29例の内 オバタメトロ 19例(65%)に使用
           内訳 初産 臀位 60%(3/5)
               経産 臀位 28%(2/7)
               初産 複臀位80%(4/5)
               経産 複臀位87%(7/8)
               初産 足位 100%(3/3)

複臀位 2例は 前期破水のためメトロ使用せず。
当院では、複臀位 足位はオバタメトロ使用は必須の方針。 

考察

近年骨盤位=帝王切開が定説となり、骨盤位経腟分娩を行う施設は無くなった。
本来出産は経腟分娩が自然であり、母体へのリスクの高い不必要な帝王切開は避けるべきである
厳密な適応と条件を守り、経験に裏打ちされた産科技術があれば
骨盤位経腟分娩は母児共に安全に娩出することが可能である。

逆子=帝王切開
前回帝王切開=反復帝王切開

このような方式が、今は日本中の大学病院で当たり前のごとく行われ、年々加速的に帝王切開分娩率が上昇している。
これでは、若い産婦人科医は産科経腟分娩技術を学ぶことができない。
おそらく「骨盤位経腟分娩」をみたこともない産科医ばかりになる。
日本の少子化が深刻になっているが、帝王切開率が増加することも
少子化の大きな原因
となっていることは確かである。
初産で帝王切開を選択されたら、次回も帝王切開。帝王切開で子供を産むのは3人までが限界だ。
若い妊婦さんが、逆子だという理由で選択肢も与えられず、夜中の破水を恐れて
37週で予定帝王切開を組まれ、手術台に載せられている。
これが今の産婦人科の現状です。

私のところでは、逆子を治す体操も、危険な助産師による外回転術も、針灸も勧めません。
37週すぎて赤ちゃん自身が頭位に変わることも何度も経験しました
先日は、大きな病院への転院を希望して、逆子理由で予定帝王切開。
開腹したら頭位に戻っていたという報告があり、この妊婦さんはわざわざお腹を切られるために
大きな病院に転院したことになります。
このようなことが平気でまかり通るなら、産科医は帝王切開術さえできればよいことになります。

妊婦さん自身も、妊娠・出産については人任せ(私の若い頃の妻のように)にしないように気を付けて下さい。
逆子だから帝王切開です。」という説明に少し疑問を感じたらよく勉強し、
出来るだけ早く当院の門を叩いてください。

私は、産科医の「伝家の宝刀」である「帝王切開術」は最後の手段と考えます。
母体へ多大なダメージを与える「切腹」は、もっと慎重に選択すべきです
これが、私の「産科医生活45年間」に培った「主義主張」で、今年もこの考えは不動です。

参考文献

  1. 「平嶋昇 骨盤位分娩管理 」 日産婦医会報 2014年
  2. 「平嶋昇 22年間の当院における骨盤位分娩管理 とくにオバタメトロ使用の視点から」 産婦人科治療 99:539-548 2009年
  3. 「平嶋昇 当院におけるVBACの分娩管理 とくに子宮破裂予防の視点から」 産婦人科治療 91:569-575 2005年
  4. 「平嶋昇 10年間の骨盤位分娩117例の臨床的検討」ひらしま産婦人科10周年記念誌 86-88 1996年

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