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Q へその緒が赤ちゃんに巻きつくのではと心配
へその緒が赤ちゃんの体に巻きつくことがあるそうですが、それはどのような場合に起こるのでしょうか。 首などに巻きついた場合は、赤ちゃんに影響が出るのでしょうか。もし、そのようなことがあったらどうしようかと不安です。
(北海道 林 里江子さん・仮名 27才 妊娠9週)A 巻きついてもほとんどの場合は大丈夫です
胎盤と胎児をつないでいる臍帯(へその緒)が胎児の体の一部に巻きつくことを、臍帯巻絡といいます。巻きつく原因としては、臍帯が普通より長いことが考えられます。標準的な臍帯の長さは約50cmです が、なかには1mぐらいの場合もあり、このように臍帯が長めだと、胎児の体に巻きつきやすくなります。また、胎児がおなかの中で活発に動くことや、さかごから頭位に変わるときに臍帯巻絡が起こることもあります。巻きつく位置や状態、回数にもよりますが臍帯巻絡があっても、あまり問題にならないケースがほとんどです。でも、体や首に同時に巻きついている場合などは分娩が進むにつれ臍帯が強く圧迫される ため胎児が酸素不足になり、危険な状態になることもあります。この場合は、一刻も早い処置が必要となります。Q アレルギーが心配・・・食べ物に気をつけるべき?
赤ちゃんがアレルギー体質になるのではと心配です。どのようなことに気をつければいいでしょうか。妊婦さんが卵、牛乳、大豆を食べるのを控えるほうがいいと本で読んだことがありますが、本当にそうなのでしょうか。
(長野県 水島康子さん・仮名 32才 妊娠14週)A 食べものに注意しても完全に遺伝を防ぐのは困難
両親ともアレルギー体質の場合、体質が遺伝する確率が高くなりますが100%ではありません。逆に両親ともにアレルギー体質ではなくても、赤ちゃんがアレルギー体質のこともあります。ハウスダストなどの環境がアレルギーの原因となることもあります。このようにアレルギーが起こる原因を決定するのは難しいといえます。アレルギー体質の遺伝を防ぐために、卵や牛乳などを制限することがありますが、完全に遺伝を防止することはできないと思います。日常生活で卵や牛乳を完全に避けることも困難ですね。妊娠後期のタンパク質不足は、胎児の発育に影響することがあるので注意し、栄養バランスに気をつけながら、アレルギーを起こしやすい食品を避けるようにしてはいかがでしょう。Q 双角(そうかく)子宮だと言われて・・・今後のことが気になって
双角子宮だと5週目のときに言われました。子宮口は1つで中に2つの部屋があるようになっているそうです。先生は「大丈夫です。様子を見ましょう」と言いますが、双角子宮だと流産や早産の心配があると聞いたことがあるし、初めての妊娠なので心配です。今後どうなっていくのか、無事出産できるのか、とても気になります。
(神奈川県 飯島澄子さん・仮名 25才 妊娠7週)A 引き続き主治医の指示に従い様子を見ましょう
子宮はもともと楕円形ですが、なかにはくびれた形をした子宮の人もいます。このように変形している子宮を子宮奇形といいます。ほとんどの場合は自分では気づかず、卵管造影検査(不妊治療の検査)や超音波断層検査などで発見されます。変形のしかたは個人差がありますが、子宮奇形のなかで最も多いのは、子宮がハート形で子宮内腔がくびれている双角単頸(たんけい)子宮です。この方もこのタイプの子宮のようです。子宮奇形の場合、流・早産を起こす可能性が高く、初期流産(妊娠12週未満)より後期流産(妊娠12〜22週未満)が多いのが特徴です。よって、安静にするのが大切です。場合によっては入院することもあります。しかし、流・早産を起こすかどうかは、変形の度合いや妊娠経過に伴う子宮の発達にもよるので、引き続き主治医の指示に従い様子を見ましょう。Q 少量の出血が続いています。この原因は何?
最終月経日から数えて27日目に少量の出血がありました。そして、その1週間後、4日続けて少量の出血がありました。現在妊娠6週目ですが、今でも出血が続いています。出血といっても今出ているのは茶色っぽいもので、担当のお医者さんに聞いたら、心配ないと言います。この出血のようなものはいったいなんなんでしょうか。原因がよくわからないし、赤ちゃんに何か起こっているのではと毎日が憂うつです。何かアドバイスをお願いします。
(岡山県 小山信子さん・仮名 26才 妊娠6週)A 受精卵が着床するときの出血かもしれません
妊娠中の出血は、その時期や症状によっていろいろな原因が考えられます。出血量が多い少ないにかかわらず、出血が起こったら医師の診察を受けることが大切です。この方の月経周期がわからないのではっきりとはいえませんが、出血の原因は妊娠に伴う月経様出血と呼ばれるものかもしれません。この出血は、受精卵が子宮内膜の中に入り込み着床しようとするときに、その部分から血が出て起こるものです。ほとんどの場合、月経の半分ぐらいの出血が4〜5日間続きます。月経のときのように鮮血ではない血が出ることが多く、痛みはありません。この月経様出血が原因ならばまず心配ありませんが、自己判断をするのは危険です。念のため子宮頸がんの検査を受けておきましょう。今後も、出血が続くようならば、出血の状態を述べたうえで産婦人科医の診察を受けるようにしましょう。
Q 騒音が激しすぎることが気になります
家が交通量の多い道路に面しているので騒音が激しいのですが、おなかの赤ちゃんにこの音が聞こえてストレスになるのではと心配です。夜眠れないこともあり、困っています。
(東京都 坂田昌美さん・仮名 34才 妊娠13週)A 赤ちゃんに騒音は聞こえていないと思います。
赤ちゃんの耳の機能が発達してくるのは、妊娠20〜22週ごろです。この方の場合は、まだその時期に達していないので、今の段階では赤ちゃんに騒音は聞こえていないと思います。ただし、妊婦さんが極度のストレスを感じると、交感神経の活動が亢進して子宮収縮などを起こし、胎盤の血流が一時的に悪くなって、胎児に十分な酸素がいきわたらなくなる可能性がありますが、よほどのことがないかぎりは心配ないと思います。しかし、妊娠中にストレスを感じてしまうのは、いいことではありません。日中は散歩や買い物などで外に出る、寝る部屋をなるべく騒音が聞こえない部屋に変えてみるなど、生活上でできる工夫をしてみてはいかがでしょうか。
妊娠が判明したころ、下着につく程度の出血がありました。気になったので病院へ行ったら、先生から「赤ちゃんが育つかどうかわからない」と言われ心配で・・・。その後も出血があると気になり、その都度病院へ。診てもらうと、いつも大丈夫といわれて、安心しましたね。
家の近くに24時間体制で動いている工場があったので一日中ガチャガチャと音がしていました。車が通るたびに家が揺れ、最初は地震かと思ったくらいです。でも、あまり気にしすぎるのもよくないと思って、家の中でも外の音があまり聞こえない部屋にいるようにしてなんとか乗りきりました。
妊娠4、5ヵ月ごろ、茶色のおりもののような出血がありました。 気になったので病院へ行ったのですが、原因はわかりませんでした。薬を服用するなどの指示はなく、様子をみることになったのですが、結局その後は特に何も起らず、経過はずっと順調でした。
Q 尿に糖が出ました。甘いものを食べたせいですか?
つわりがひどく、妊娠初期のころは頻繁に甘いものを食べていました。それが原因なのか、2回続けて尿に糖が出ていると先生から言われました。次の健診で詳しい検査をするそうですが、気になります。尿に糖が出た原因はなんでしょうか。もしかして糖尿病なのではと、とても心配です。
(三重県 木下裕美子 さん・仮名 26才 妊娠17週)A 妊娠中は尿糖が出やすい状態ですが・・・
妊娠すると血液の量が増え胎盤からさまざまなホルモンが分泌されて、血液をろ過するフィルターの役割をしている腎臓の機能が活発になります。すると腎臓はふだんよりもフィルターの目をちょっと粗くして、ろ過をどんどん進めることになり、その結果通常ならろ過しないような糖の分子が尿に出てくることがあります。これは妊娠性の糖尿なので、あまり心配ありません。妊娠性のものではなく糖尿病を起こしている場合は、胎児が大きくなりすぎて難産になることが心配されるので、血糖をコントロールする治療を開始します。この方の場合、尿糖の原因が妊娠によるものなのか糖尿病によるものなのかを調べる必要がありますが、尿検査のみでは検査としては不十分だと思います。念のため、血液検査を受けて尿糖が出た原因を調べたほうがいいでしょう。Q マスクもせずにカビ取り剤を使いました
市販のカビ取り剤を使用したのですが、けっこう大量に使ったので心配です。窓を開けて使用しましたが、マスクをつけなかったので・・・。掃除したあと少し気分が悪くなったことも気になります。赤ちゃんに影響はありますか?
(岡山県 中川佳代子さん・仮名 29才 妊娠22週)A 器官形成期を過ぎているので大丈夫でしょう
この方の場合はカビ取り剤を使用したあと少し気分が悪くなったという程度なので、赤ちゃんに影響が起こっていることはないと思います。また、現在妊娠22週ということですから、器官形成期を過ぎていますので、心配はありません。妊娠5ヶ月以降の妊婦さんが、カビ取り剤などの薬剤を大量に吸引すると、赤ちゃんの発育や機能に影響が出ることがあります。しかしそれは使用したあと、意識がなくなったり、ショック状態になった場合のみです。それでも気になるようなら、主治医にカビ取り剤のことについて相談し、妊娠中のカビ取り剤の使用は家族に頼むなどしてみてはいかがでしょうか。Q 膣から出る液状のものは何でしょうか?
尿だかおりものだかよくわからない液状のものが膣から出ます。病院で検査を受けたら、問題はなかったのですが気になります。生活に変化はないのですが・・・・この原因はなんなんでしょうか。アドバイスをお願いします。
(千葉県 山岡鮎子さん・仮名 26才 妊娠21週)A ホルモンの分泌量が増えたことが原因でしょう
おりものが増える原因はいろいろあります。まず、妊娠によってホルモンの分泌量が増加していることが考えられます。妊娠初期のホルモン環境ががらりと変わる時期や分娩が近づいてくるときに、おりものが増えることがあります。また、膣炎を起こしていて、おりものの量が増えるという場合もあります。膣炎を起こした場合、感染が上方に及んで頸管炎などを起こすことがあります。早産につながることもあるので、かゆみなど何か変化があったら、必ず医師を受診しましょう。この方の場合は、主治医から大丈夫だと言われているようなので、その液状のものはとくに心配ないものだと思います。ただし、おりものと破水とは識別が難しいので、念のため破水かどうかの確認はしておきましょう。Q 妊娠してから顔が真っ赤にほてるようになりました
もともと色白なほうですが、妊娠してから顔が真っ赤にほてるようになりました。一日中真っ赤なので気になって先生に相談したら、問題ないと言われました。何が原因なのでしょうか。自分でできる対処法があれば教えてください。
(長野県 町田耀子さん・仮名 23才 妊娠26週)A 血液循環がよくなるために起こる症状だと思います
胎盤から多量に分泌されるエストロゲンには、血管を広げる作用があります。さらに、妊娠中期になると血液循環量が急速に増加します。このような体内の変化により新陳代謝が活発になって、顔がほてることがあります。その他の原因として、妊娠中期になって交感神経緊張が副交感神経緊張に対して優位に変わったことが考えられます。ちょうどスポーツを行ったときと同じような状態になっているので、顔がほてるのだと思います。いずれにしても、顔がほてっているのは、妊娠によるものなので赤ちゃんに影響はありませんし、産後は元に戻りますから心配ありません。
妊娠中期ごろまでは、腕や足にかゆみを感じたけれど、後期になってきたら今度は おなかと背中にかゆみが。パパが心配するほど、かいてしまい内出血を起こすこともあります。気になったので助産婦さんに聞いたら、妊娠中はよくあることだし、あまり心配ないといわれたのですが・・・。Q 強いおなかの張りで立っていられないことも
妊娠12週ごろからおなかがきゅっと張るようになり、そのあとも張りがどんどんひどくなり立っていられないほど痛むこともあったので、病院へ行きました。先生からは「子宮口は閉じているし、大丈夫です」と言われました。痛いときは横になって休むように指示を受けましたが、心配です。私のように立っていられないほどの痛みがあっても大丈夫でしょうか。これはよくあることなのでしょうか。
(北海道 森 崎由加里さん・仮名 27才 妊娠17週)A安静にして張りが治まれば大丈夫
胎児が成長するに従い子宮が大きくなってくると、子宮の表面にある神経が刺激されて収縮し、おなかに張りを感じます。おなかの張りを感じたら、楽な姿勢にして体を休め、しばらくして治まるようなら、その張りは生理的なものなので心配ありません。安静にしても治まらないときは必ず産婦人科を受診しましょう。この方のように、張りが頻繁に起こり立っていられないほどの場合は、おなかのどのあたりがいつ、どのくらい張るのかきちんと医師に伝えたうえで指示に従いましょう。張りに伴って出血や痛みがある場合も必ず診察を受けてください。また、便秘を起こしている場合におなかの張りを感じることもあります。診察で便秘かどうかを判断するのは困難ですが、この場合は便が出れば治まります。ほかに、細菌感染によって張りを感じることもありますから、念のため医師に相談したほうがいいでしょう。Q 初期のころから体中にかゆみを感じます
初期のころから体のいろんな部分がかゆくなりました。4ヶ月の中ごろからは胸と背中に湿疹ができはじめ、今では手足にもできています。病院では妊娠中にはよくある症状だと言われましたが、まわりの人に聞いても私のように湿疹ができる人は、あまり聞いたことがないと言います。毎日かゆいし、体にできた湿疹を見るのもつらいです。産後、元に戻るのでしょうか。
(愛知県 平井菜穂子さん・仮名 33才 妊娠20週)A 産後になれば自然に症状が治まるでしょう
妊娠によってエストロゲンが多く分泌されることで起こる、妊娠性痒疹症によるかゆみだと考えられます。症状によってはステロイド剤や抗ヒスタミン剤などで対処します。でも、産後にはかゆみも湿疹も自然に治まるでしょうから、あまり気にしないでいいと思います。皮膚に刺激を与えないように、肌触りのいい下着をつけるなどの工夫をすれば多少は軽減されると思います。また、かきむしると症状が悪化しますので、我慢できないほどのかゆみを感じるならば医師に相談しましょう。
妊娠4、5ヶ月ごろから背中とすねにかゆみを感じるようになりました。胎動が始まった6ヶ月ごろ、さらにかゆみがひどくなってきて、かきすぎて血が出てしまったことも・・・。とくに、おふろに入るとかゆみがひどくなりましたね。 でも、産後はすっきり治りましたよ。
妊娠してからずっと体にかゆみがありました。とくにおふろ上がりに赤くなりブツブツが出てきて、すごくかゆくなりましたね。でも、髪の毛が乾くころになると、すーっとなにもなかったようにかゆみがひくんです。先生に聞いても原因がわからなかったけれど、産後の今はなんともありません。
Q 妊娠前から不整脈。今も症状が続いています
妊娠前から不正脈の傾向がありました。妊娠25週ごろからとくに不整脈になることがあり、病院で検査を受けたところ問題はありませんでした。先生からは脈が速いだけだと言われていますが、気になります 。
(群馬県 嶋田典子さん・仮名 24才 妊娠31週)A 検査をしたうえで問題ないなら大丈夫でしょう
健康な状態の脈は、眠っているときや休息しているときはゆっくりと打ち、運動しているときや精神的に興奮しているとき、高熱を出したときなどに速く打ちます。ところが、とくに状態の変化はないのに脈がゆっくり打ったり速く打ったり、不規則に打つことがあります。この状態を不整脈といいます。不整脈には、生まれつきの原因で起こる先天性のもの、なんらかの病気に伴って起こるもののほかに、とくになんの問題もないのに起こる原因不明のものがあります。この方の不整脈の原因が何かはわかりませんが、病院で検査を受けて異常がないと言われたということですので、恐らく心電図に問題がなかったのでしょう。心臓に器質的な異常がないならば、心配ありませんし、妊娠や分娩にも影響はないと思います。Q 安静が続いたのでお産のとき体力が持つか
切迫流産などでずっと安静にしていたので、お産のときに体力が持つか心配です。いきんだときなどに、もし気絶したらどうしようかと不安です。今から体力をつける方法はありますか?もし体力をつけるとしたらどのような方法なら安全に体力がつけられますか?
(大阪府 池田英子さん・仮名 28才 妊娠30週)A 妊娠経過が順調なら運動で体力をつけて
切迫流産で安静にしていたということですが、現在の妊娠経過が順調ならば適度な運動をして体力をつけることはいいことでしょう。たとえば、ウォーキングはだれでもできるし、体への負担も少ないので妊娠中の運動に適していると思います。安全で環境のいい場所を歩けば、気分転換にもなるでしょう。ほかにも、母親学級などで指導を受けられる妊婦体操などをやってみるのもいいかもしれません。また、家事をまめに行うようにするのもいい運動になると思います。ただし、開始前に運動を行っていいかどうか主治医の許可を受けること、体調が悪いときは行わないこと、運動中におなかの張りを感じるなど体調が悪くなったらすぐに中止することを守ってください。どんな運動の場合でもこれらのことに注意しましょう。Q カンジダとクラミジアを併発しました
カンジダとクラミジアを併発していまいました。普通に入浴しているし、不潔にしていた覚えはないのですが・・・。今後どうすればいいですか?
(東京都 丸本加奈さん・仮名 27才 妊娠28週)A 分娩までに治しておくことが肝心
カンジダを起こす菌は膣内に常に存在している常在菌です。ふだん膣内は自浄作用によって酸性に保たれています。抗生物質を使用したときなどにカンジダの菌が増え、白い豆腐かすのようなおりものが出るなどの症状が起こります。また、妊娠中は膣内の環境が変わるためカンジダになりやすくなっています。いっぽう、クラミジアは性感染症の一つで、感染するとおりものが淡黄色になり量がいつもより少し増えますが、ほとんど自覚症状がありません。分娩までに治療しないと、胎児が産道を通るときに感染し、カンジダにより鵞口瘡やおむつかぶれを、クラミジアにより結膜炎や肺炎を起こすことがあります。今後は医師の指示に従い、治療を受けてください。また、妊婦さんがカンジダやクラミジアに感染している場合、ご主人も感染している可能性があるので、再感染を防ぐために同時に治療しましょう。
32週ごろに切迫早産で入院し、38週ごろ退院して自宅安静に。約2ヶ月間安静にしていたせいか、家の階段を上り下りするだけで筋肉痛に 。どうやら足腰の筋肉が弱っていたようです。でも、少しずつ動きを多くしていくことで改善し、、無事出産することができました。Q せきが出るせいか股の上が痛みます
体質的に鼻が詰まりやすいほうですが、最近風邪をひいてしまってせきが出ます。でも、せきをするとき、ついおなかに力を入れてしまい股の上のあたりが痛むようになりました。赤ちゃんに何か影響はないかと心配です。(千葉県 遠山多佳子さん・仮名 20才 妊娠28週)A せきをすることによる筋肉痛が原因でしょう
股の上のあたりに感じる痛みは、恐らく筋肉痛によるものだと思います。せきをするときにおなかに力が加わってしまうために、痛みを感じるのでしょう。その痛みが胎児に影響を与えることはないと思いますが、風邪はこじらせないほうがいいでしょうし、まれに、せきによって破水を起こすことが心配です。なるべく早く治すために、主治医に相談してせき止めなどの薬を処方してもらうのも一案です。また、せきをしていること自体が胎児に影響を与えることはないと思いますので、安心してください。Q 指を曲げるとき痛みを感じます
急に指の関節が痛くて曲げるのがつらくなりました。むくみかと思って先生に聞いたら、むくみではないと言われ、出産後まで様子を見ることに。妊娠中よく起こることなのでしょうか?毎日痛くてつらいです。
(埼玉県 河田監子さん・仮名 32才 妊娠33週)A 妊娠による痛みなので産後は治ります
妊娠すると下半身の血管は大きくなって子宮で圧迫され、全身の血流が滞りがちになります。また、体の水分が妊娠前の3割ほど増すので、さらに血液の循環が滞って体の末端部分の手足がむくみ、しびれを感じたり、つったりします。とくに手のしびれを手根管症候群と呼び、この方の不快症状の原因だと考えられます。むくみによって神経が圧迫されるために手がしびれたり痛みを感じたりして、妊娠中は不快な症状が続きますが、産後は元の状態に戻ります。妊娠中に少しでも症状を軽くするには、おふろに入ること、少しずつゆっくりと動かすこと、安静にすることが効果的です。こうすることで血液の循環がよくなり、むくみが解消されます。むくみが解消されれば神経の圧迫が軽くなり、痛みも治まります。また、むくみを助長する塩分に気をつけることも大切です。
妊娠7ヶ月ごろ膣のあたりがなんとなくかゆいなと思って、病院で内診を受けたら、先生からカンジダだと言われて・・・。膣の中に薬を入れてもらいました。あと、あまり膣の周辺を洗いすぎないように指示され、それを実行していたら、1週間くらいで完治しましたよ。
妊娠初期のころの健診で、クラミジアとカンジダにかかっていることがわかりました。とても信頼できる先生だったので、とくに心配になることはりませんでしたね。カンジダのほうは膣に薬を入れて治し、クラミジアのほうは20週ごろに薬を飲んで治しました。
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